

リフォームという言葉はよく耳にするが、ここまで古民家再生という分野に想いを持っている企業は珍しいのではないだろうか。それが、河原大耕氏が代表を務める株式会社河原工房だ。
古民家とは、一般的に築70〜80年以前に建てられた建物のことを指す。築70〜80年以前の時代では、現在一般的に使用されている外来材(外国から輸入した木材)ではなく内地材(日本国内で生産される木材)を利用して建築を行っていた。
「古材を使いまわすなど、全てが循環していた時代です。」と大耕氏の父である同社会長の安孝氏は話をしてくれた。
古民家とは、一般的に築70〜80年以前に建てられた建物のことを指す。築70〜80年以前の時代では、現在一般的に使用されている外来材(外国から輸入した木材)ではなく内地材(日本国内で生産される木材)を利用して建築を行っていた。
「古材を使いまわすなど、全てが循環していた時代です。」と大耕氏の父である同社会長の安孝氏は話をしてくれた。
では河原工房が力をいれている古民家再生とはどういうものなのだろうか?
そのヒントは事務所の一角にあった。そこには見慣れない古い工具、古材がたくさん並べられている。おどろくべきことに、なかには奈良時代の古材も含まれているそうだ。
それらの多くは全国をまわって探し集めてきたものだという。そんな河原工房の古民家再生のこだわりとは、当時の道具を使った伝統工法を用いて古民家の再生をすること。
「古材を使い、当時の道具で忠実に作業しなければ、その建物が建てられた時代がわからなくなり後世の人が困る。それではいけないし、古き良き物は後世に残していかなければならない。その義務が我々にはあるんです。」と安孝氏。
また意外かもしれないが、木材は乾燥することにより強度が増すという特性から、長い時間自然乾燥された古材は新材より非常に丈夫で長持ちするという利点もある。

「古民家を再生するということは、古材を使いつつ今の生活環境に合わせて再生させるということが重要であり、それが古き良き物をまた新しいカタチで後世に残すということに繋がるんです。」
古民家再生の事業は事業化という点では、まだまだ難しい課題も残る。
現在、河原工房では耐震診断士を4名抱えるなど、専門知識を持ったスタッフが古民家再生とは別に、耐震、デザインといった得意分野を活かしつつ、建築物に対する様々な提案やアドバイスをしている。そこに古民家再生のノウハウを加えることが、河原工房の最大の強みだと大耕氏は言う。
実際、河原氏の自宅も古民家再生を施した物件のひとつである。タイムスリップしたような古い味のある柱、壁、空間の中に違和感なくシステムキッチンや、オール電化などの近代的な生活環境が共存している。「古材を使っていることもあり、すごく落ち着くんですよね。」古民家再生を行ったお客様からも同様の意見を聞くという。そんなお客様から同社の技術は高い評価を得ている。現在「想い」や「技術」を産学連携の取り組みとして学生達に伝える活動を行っている。「古き良き物を残したいと考えている人達の需要はまだまだ眠っていますが、それに気付いていない人達が結構多いんです。それはもったいないと思うんです。そう考える人達に私たちが気付きを与え、一人ひとりが古民家に対する意識を広げてくれれば・・・。それが私達の使命なんです。」と大耕氏は私達一人ひとりが守るべき日本の伝統文化の良さと技術について語ってくれた。
古民家再生の事業は事業化という点では、まだまだ難しい課題も残る。
現在、河原工房では耐震診断士を4名抱えるなど、専門知識を持ったスタッフが古民家再生とは別に、耐震、デザインといった得意分野を活かしつつ、建築物に対する様々な提案やアドバイスをしている。そこに古民家再生のノウハウを加えることが、河原工房の最大の強みだと大耕氏は言う。
実際、河原氏の自宅も古民家再生を施した物件のひとつである。タイムスリップしたような古い味のある柱、壁、空間の中に違和感なくシステムキッチンや、オール電化などの近代的な生活環境が共存している。「古材を使っていることもあり、すごく落ち着くんですよね。」古民家再生を行ったお客様からも同様の意見を聞くという。そんなお客様から同社の技術は高い評価を得ている。現在「想い」や「技術」を産学連携の取り組みとして学生達に伝える活動を行っている。「古き良き物を残したいと考えている人達の需要はまだまだ眠っていますが、それに気付いていない人達が結構多いんです。それはもったいないと思うんです。そう考える人達に私たちが気付きを与え、一人ひとりが古民家に対する意識を広げてくれれば・・・。それが私達の使命なんです。」と大耕氏は私達一人ひとりが守るべき日本の伝統文化の良さと技術について語ってくれた。
■ 会社概要
【会社名】 | 株式会社 河原工房 |
【設立】 | 1984年 |
【所在地】 | 〒569-0823 大阪府高槻市芝生町3-2-1 |
【連絡先】 | 072-677-4586 |
■ 詳しい情報はホームページにてご覧いただけます。