2011年04月28日

大東プレス工業株式会社 代表取締役 吉田夛佳志さん

たゆまぬ技術開発で、お客様のニーズをつかんだご提案 代表取締役 吉田夛佳志さん

電動ミラー
昭和20年代から今日に至るまで、車両用ミラーの専門メーカーとして、業務用車両(トラック・バス・建設機械・産業機械)向けの各種バックミラー及び周辺装置を、企画・開発・設計・製作・販売しているのが、大東プレス工業株式会社だ。同社のミラーは大手カーメーカーやバスメーカー、建機メーカーに納入され、ほとんどの業務用車両で同社のバックミラーが採用されている。なかでも路線バスでの同社のバックミラー装着は99%のシェアを誇っている。



そのシェアを支えている理由のひとつが、アイデアあふれる製品。そのなかでも、趣味のラジコン飛行機の姿勢を制御するサーボモーターから発想を得て開発された『電動ミラー』はアイデアが光る製品だ。「普通のバックミラーの場合、ケース内でミラー部分が上下左右に動くため、ミラーはケースの範囲を超えることができず、可動に制限ができ視野が狭まりますが、この『電動ミラー』は、ステー(バックミラーを支える軸)部分にモーターを組み込むことで、ケース自体が回転できるため、ケース内の大きさに影響されずに可動でき、視野が格段に広がります。その特性を活かして車のバックミラーだけでなくヘリコプターで、資材を運ぶ時に運転席から見るミラーとしても活躍しています。」と代表取締役の吉田氏。他にも、例えば路線バス走行時にバックミラーが割れても、ミラー部分のガラスが飛び散らず下に落ちないため、割れたままでも後ろを確認することができ、車庫までの走行を可能にする『シャドーコートミラー』や、雨天時に水滴がミラーについても超親水の力によって、水がミラーに馴染んで膜になるので、いくら水をかけても水滴にならず後ろが見えやすくなる『レイニーミラー』など特長のある製品が多い。

「中小企業が生きぬくためには、パテント(特許)をとることと、売り上げを1社に頼りすぎないことを先代の父親に教えこまれました。」その教えを守り、先に紹介した製品も全てパテントを取得している。

大東プレス工業株式会社
「よそが気づかない新しいもの」を常に考え、お客様に提案しつづける同社の次のキーワードは、「軽薄短小」と次世代のバックミラー「テレビカメラシステム」だ。「軽薄短小」は、バックミラー1.5kgを1kgに、1kgを500gにするという様に、素材などの工夫で軽くしていくこと。軽くすることで車全体の燃費がよくなり、環境問題に対応した製品にもなる。「テレビカメラシステム」は近い未来にバックミラーが「テレビカメラシステム」に変わっていくことを見越して、既に取引があるドイツの老舗ミラー会社との提携を進めている。技術的な革新をこれからますます進め、お客様が要望される前に提案をするためにも、惜しみない技術開発で、さらに数多くのパテントを取得していく。

■ 会社概要
【会社名】大東プレス工業株式会社
【設立】1937年6月
【所在地】

〒538-0052

大阪市鶴見区横堤4丁目1-31

【連絡先】06-6911-5435
■ 詳しい情報はホームページにてご覧いただけます。



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2011年04月25日

株式会社モトヤマ

電気炉メーカーの製造技術と商社としての商品開発・サービス力を併せ持つ複合型企業 株式会社モトヤマ 取締役営業本部長 伊川 彰三さん

スーパーバーン
株式会社モトヤマは、主にセラミックスの焼成や硝子の溶解等で使われる電気炉などの製造・販売と各種理化学機器・試験器や油圧フィルター、粉砕機などの幅広い工業用装置までを取り扱い、工場の製造ラインを一括で提供できる会社だ。創業は1943年で理化学機器の販売からスタートしている。商社としての一面を本来から持っている同社は、理化学機器の中でも「熱・計測・制御」をメインとし、営業部門、製品のメンテナンスを行うサービス部門の他に、商社としては珍しくエンジニア部門を設けている。その強みは、高度な専門知識によるサポートと、商社として販売している他社製品とも組み合わせたオリジナル製造ラインの設計技術。また、メーカーとしては大阪府枚方市に自社工場を持ち、電気・電子部品業界を中心に自動車業界やガラス業界などで使われている電気炉などを製造している。

そんな同社は、1975年に通常1600度までの昇温に6〜8時間かかるところ15分で1600度まで上げる「スーパーバーン」という画期的な超高速昇温電気炉の開発に成功。社内の技術者がトースターの原理をヒントに開発したと言われている。装置の構造としてはアルミナを主原料とした特殊な断熱材と空気層を作ることで短時間の昇温が可能に、さらには省エネ・省スペース化も実現。「しかし、当時はあまりの時間短縮に信じて貰えず2年ほど売れなかったようです。実際に見てもらおうと諸先輩方が全国各地でデモンストレーションを行うと急激に売れ始めまして、気がつけばスーパーバーンをまねた製品を売る会社があちこちで現れました。当時は、それほど画期的な技術であったようです。」と伊川氏は当時を振り返る。改良を重ねながら現在も大学や研究機関などで使われ、同社の主力製品となっている。

株式会社モトヤマ 枚方工場
圧倒的な技術力を持つ同社だか、伊川氏はこう考えている。「技術も大事ですが、営業が居ないとものづくりはできません。お客様の要望を確実に捉える力があってこそ、本当に必要な技術開発ができると考えています。」今後も複合型企業としての特長を活かしつつ、エネルギー・環境といった新たな業界・分野にもチャレンジしていく意欲を見せている。
実際に太陽電池の製造ラインを手掛けた実績もあり、手応えを感じている。営業と技術者が一体となった付加価値の高いサービスで、新たな業界へ進出していく同社の活躍が今後も楽しみだ。

■ 会社概要
【会社名】 株式会社モトヤマ
【設立】 1958年6月
【所在地】

〒530-0043

大阪市北区天満1丁目15-13

【連絡先】06-6351-0461
■ 詳しい情報はホームページにてご覧いただけます。

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2011年04月14日

ソルナック株式会社

日本の製造業の品質をサポートしたい ソルナック株式会社 代表取締役 舘健治さん

ソルナック株式会社は“高品質と高信頼性”にこだわり、大きく分けて4つの領域で仕事をしている。「電子機器開発(試験・設計・製造)」「HDD障害解析・信頼性試験」「HDDソリューション製品」「メモリーモジュール、フラッシュ製品(SSD)の輸入販売」。なかでも、「HDDソリューション製品」の領域では、独自のスクリーニング(選別受入検査試験)技術で、信頼性の高いHDD(ハードディスク)を販売。障害の起きにくい高品質なHDDを求めるお客様に大変喜ばれている。

様々な場所で使用されているHDDは、ひとたび故障すると、システムの停止やデータ不安を招き、社会的な信頼性が必要とされる企業の場合、HDD故障=致命傷になりかねない。それを事前に出来るだけリスクを下げておけるのが同社のHDDスクリーニング技術だ。「具体的には、メーカー標準のHDDをまとまった量を購入し、弊社独自開発による特性試験でスクリーニングを行います。通常、よくある方法として、例えばHDDを長時間高温で稼動させるなどの負荷を与えてエラーが出たものを外すというやり方がありますが、弊社では、将来深刻な障害を起こす原因を、弊社独自開発のスクリーニング用ソフトや装置で事前に見つけ、排除する方法を採っています。」と舘氏。

ソルナック株式会社
同社の高信頼性HDDの販売相手は多岐に渡る。「船舶制御、交通制御(ETC)、高速道路の管理制御、駅務関係(改札、券売機)、金融システム、通信制御などの社会インフラを支える企業や、半導体の製造装置、高性能のプリンタ等の製造、一度ラインが止まると何億という損害がでる製造業など、HDDが壊れたり、動かなくなってしまうことが起きてはいけない、信頼性を一番必要としている所に販売しています。もちろん弊社でスクリーニングしたHDDなら絶対壊れないというわけではないですが、リスクは激的に低減しますし、もし壊れたりした場合は徹底して調査を行い、お客様や技術にフィードバックしていきます。」


グローバル化の影響により、今製造業は大変苦労しているという。「韓国や中国、台湾等の値段の安い製品や部品が大量に流通するようになり、品質が保証された日本の部品メーカーがどんどん縮小してしまいました。その結果、品質の高い日本製の部品を使って製品を作っていたお客様が、仕入れにくくなり、本来、日本の製品が持っていた品質保証能力を維持することができにくくなっています。そういった問題を少しでも解決し、品質維持のお手伝いをしていきたいと考え、例えば中国製の部品を使いながらも製品全体の品質をどう上げていくのか、そのノウハウを提供し、品質維持のサポートをしていきたいと考えています。」

今は、業容を拡大する気はなく、高品質や高信頼性を求めるお客様を大事にし、もっともっと技術を精鋭化していきたいという。世界に誇る日本の品質を維持したいその思いで、技術を更に高めていく。高品質にこだわりつづける株式会社ソルナックはこれからも日本の製造業を誠実にサポートし続けていく。

■ 会社概要
【会社名】ソルナック株式会社
【設立】1980年7月16日
【所在地】

〒533-0033

大阪市北区堂島1-1-25 新山本ビル

【連絡先】06-4796-3233
■ 詳しい情報はホームページにてご覧いただけます。

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2011年04月11日

HBC−radiomatic Japan 株式会社

産業用無線コントローラーが使用される分野拡大で貢献を HBC−radiomatic Japan株式会社 代表取締役社長 近藤達夫さん

ドイツに本社のあるHBC−radiomatic Japanは、世界60カ国以上で使われている建設現場のクレーン用や工場の産業機械用の無線コントローラーの販売、メンテナンス・修理などのサービスを、国内では大阪で行うグローバル企業だ。日本進出の際は、神戸や横浜などクレーンが多い港町が候補にあがったが、クレーンの設置台数を調べると実際は大阪・兵庫が上位を占め、関連企業の多くが大阪など西日本に本社があった。また、代表取締役社長の近藤氏が20年間大阪で勤めた土地勘や人脈も、大阪で設立した1つの理由である。
1947年創業のドイツ本社は、ラジオ無線による民生用携帯電話をドイツで初めて開発した。その技術を産業用に応用した監視システムを経て、クレーン用のコントローラーが開発、製品化した。

ジョイスティックタイプ送信機「エコ」
日本では、クレーンを有線で操作することが主流である。有線操作では、クレーンの動きに合わせて、操作者は足元に注意しつつ動く必要がある。「クレーンの操作をHBCの無線コントローラーに切り替えると、操作者はケーブルの長さに束縛されることも、不必要な移動をすることもなく、安全な位置からクレーン、吊り荷、作業環境を常に見ながら快適操作できます」、と近藤氏は語る。

日本での対応は販売だけではなく、各国の電波法にあわせた製品輸出の協力、また輸入品として日本に入ってきたHBC製品のメンテナンス・修理も行っている。



同社のコントローラーはハンディタイプと長時間の作業に向いているジョイスティックタイプの2種類に分けられており、用途に合わせたカスタマイズも行っている。ハンディタイプの特長として2段階式の押しボタンは、作業員が革手袋をつけていてもしっかりと指先の感覚で分かるような仕組みになっている。また、ジョイスティックタイプはコントローラーを見ずともカチッカチッと手元に操作の感覚がしっかり伝わり、目の前で動いているクレーンに集中することができる。他にも、電子キーと受信機で一対になっているので、他のコントローラーによる誤操作の心配もなく、万が一コントローラーを落としてもラバープロテクタやロールオーバーバーでボタンやジョイスティックを保護するなど、安全性や効率性も高めつつ、現場でのあらゆる状況に配慮した機能には目を見張るものがある。

ハンディタイプ送信機「クワドリクス」
無線コントローラーというニッチな市場ではあるが、同社は競合企業と国内市場を取り合うことは、考えていないそうだ。「関西をベースに日本全国をカバーしたいと思っていますが、建機や重機、林業の現場など、まだまだ無線コントローラーが活躍できる場所があります。まずは国内の市場拡大を目指します。」と話す近藤氏。実際に、林業の現場で無線コントローラーが導入された実績もでてきている。無線コントローラーの使用により、危険な場所での作業をより安全で効率的かつ快適に行ってもらえるよう大阪から変えていく。

■ 会社概要
【会社名】HBC−radiomatic Japan 株式会社
【設立】2009年2月
【所在地】

〒530-0046

大阪市北区菅原町10−23 ジーニス大阪ウエスト1F

【連絡先】06-6363-0373
■ 詳しい情報はホームページにてご覧いただけます。

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2011年04月01日

株式会社三春製作所

鍛錬された加工技術と創造力が豊かなデザイン思考で、新しいステンレス製品を作り出す。株式会社三春製作所 代表取締役社長 中島史登さん

食品や薬品などの加工工程に使用される、プラントやタンクなどのステンレス製工業製品を50年に渡り作り続けてきた株式会社三春製作所。ステンレスは丈夫で錆びにくく半永久的に使用でき、100%リサイクルが可能な素材として非常に優れた性質を持つ。ただ硬度の強い素材のために加工が難しいが、同社では自由自在に加工できる高度な技術を特徴としている。また製法自体も他社とは違い、型を作って溶かしたステンレスを流し込む鋳物ではなく、板状のものをプレスし、溶接して1つ1つ取り付けていく製缶で作るため、難しい曲線やなめらかなラインも成型でき、細かい穴や空洞ができないという。

今同社では新しい取り組みを始めている。技術者出身 代表取締役中島氏(写真左)とグラフィックデザイナー出身アートディレクター羯磨氏(写真右)の思考の相反する2人が中心となり、見事なタッグで異業種となるインテリア業界への挑戦を1年半前からスタート。以前から中島氏のお兄さんを通じて知り合いだった2人。「昔から製造業で一般的に言われる3K “キツい”、“汚い”、“危険”の悪いイメージをなくし、その先乗り越えたプラス1Kとなる“綺麗”なイメージを会社として強くしていきたかったです。」と中島氏。「どれだけ技術を注いでもタンク内部のステンレスの美しさは一般の方には見てもらえない。ピカピカに磨かれた姿を外に出していきたい想いは強かったですね。」と羯磨氏。新しいことにチャレンジしていきたい中島氏の想いと、ステンレスの美しさをもっと世間に広めるべきだと考えていた羯磨氏の両者の想いが合致したことで本格的に新事業として動き出す。

インテリア製品については東京からの注文が主体で、感性豊かなインテリア・雑貨を販売するBALS TOKYOや三越銀座店のリニューアルオープン時でも、精巧な商品を販売した実績を持つ。その他、奈良県の吉野桧を使ったお箸の持ち柄やウェディングのギフト商品(マグカップやビアジョッキ)など低価格な雑貨まで幅広く扱う。また、インテリア事業を始めたことで本来の工業製品にもいい影響を与えている。

「おそらく、ここまで新しいことをやっている競合のステンレス加工業者はいないのか、他社に頼んでできない加工を三春なら実現できるのではと相談されるようになりました。また、インテリア製品から我々の会社を知ってもらえることも多くなりましたね。」と中島氏。またインテリア製品で生まれた新しい技術を工業製品に活用できるメリットもあり、両方バランスよく作っていけることが理想のようだ。「職人さんからも図面さえあれば何でも作ると言ってくれます。僕の思い描く複雑なステンレスの形を、忠実に再現できる技術力にはいつも驚かされますね。」と羯磨氏は話す。

今後はインテリア、工業製品両方の技術を結集した新しい製品開発やもっと身近なシーンで一般の人に見てもらえるモニュメントの製造など、ステンレスの魅力をさらに世間に広めていきたい同社。「以前に襟裳の牧場からステンレス製の馬の模型を作ってほしいと依頼され、写真1枚から馬の研究をして試行錯誤の末に作り上げた完成品を、依頼主さんから感動して喜んでいただきました。」と笑顔で話す両氏。見せていただいた写真からでも伝わる精巧で見事な再現力は、職人さんと両氏が共通するものづくりに対する熱いこだわりが実現した同社技術の究極形とも言える逸品だ。お客様に喜ばれる声を原動力に、今後も活躍の場を広げていくに違いない。

■ 会社概要
【会社名】株式会社三春製作所
【設立】昭和32年3月
【所在地】

〒561-0828

大阪府豊中市三和町2-7-21

【連絡先】06-6334-2081
■ 詳しい情報はホームページにてご覧いただけます。

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