2011年06月27日

安達新産業株式会社 代表取締役 安達直祐さん

安達新産業株式会社 代表取締役 安達直祐さん

安達新産業株式会社
デジカメやデジタルビデオなどに代表される光学機器に組み込まれている光学フィルタ。光学フィルタとは、レンズに映った映像を電気信号に変換するイメージセンサの間に取り付けられるもので、この光学フィルタによって、人の目で見える範囲の光から特定の色だけを透過させたり、光学機器に悪影響を及ぼす光をカットすることができる。一例を簡単に紹介すると、このフィルタを通すことにより映像にうつるノイズがカットされ鮮明で美しい映像や画像にすることができる。このように光を制御するコーティング技術のことを『オプティカルコーティング』という。

この『オプティカルコーティング』に近年力をいれているのが、安達新産業株式会社だ。創業は1918年。現在の代表取締役である安達直祐氏の父親、安達新太郎氏が硫酸や硝酸等を扱う薬品商として商売を始めた。戦後、現社長の直祐氏の代になり飛躍を遂げる。「私が引き継いだ頃は化学薬品の問屋でしたが、問屋に甘んじていては発展できなくなるという危機感があり、他社にできないサービスや、技術や商品を自社の力で備えておこうと考え、見つけたのがプラスチックに金属のメッキを施す「真空蒸着」の技術でした。研究・開発の結果、日本でトップを切って工業化に成功し、先端技術をも扱う技術企業へと変わる事ができました。」と代表取締役の安達直祐氏。もちろん同社は化学工業薬品専門の商社としての機能も兼ねそなえている。「商社としての機能があるからこそ、先端技術や新材料の情報、お客様のニーズを捉らえることができ、先端技術の研究、開発に生かせています。」

安達新産業株式会社
「日本は資源のない国なので、化学という知恵の組み合わせでやっていくしかないと考えています。」その言葉通り、同社では商社活動で得た情報をもとに、常に化学分野において新しいことに挑戦し続けている。「空の上には無限に広がる真空の空間があり、海の底には超高温、超高圧の世界が広がっている。私どもは昔から真空に関わる事をずっとやり続け、近年では宇宙技術にも取り組んでいます。そして今は海の底。地球の中の超高温・高圧の世界でもある超臨界状態を地上で再現する極限の技術にも取りくんでいます。」

「今は昔のように簡単に課題が転がっている時代ではなくなりました。しかし世界がある限り、世の中は変わっていきますし技術もまだまだ変わっていくと思います。日本は、技術の先をいっていたアメリカやヨーロッパ諸国の似たことばかりしてきましたが、これからは日本の文化価値(過去の歴史の集積)と文明(未来)を含んだ日本独自の技術を生み出し、世界中の人が喜んで私たちの技術を真似したくなるようなものを作り出さないといけない。うちの会社の理念は、『より社会のお役に立つ会社に』なんです。今でも社会に役立っているつもりですが、そこで満足してはいけない。私たちはさらに社会にお役に立つ事を常に考えています。」

同氏が、日常業務のなかで社員へ行動基準として伝えている「新真の五道」という言葉がある。「『新真聞』真の情報か正しい情報かを聞分けなさい。そして、『新真見』自分の目で見て確かめなさい。そして、『新真言』信頼できる人に語り、議論の中から見極めなさい。そして、『新真行』本物の道だと信じ、行動する。そして、『新真現』正しく実現し、成功まで完遂する。」
モノ中心の工業社会の時代から人間中心の情報化社会を迎えた現代。より良い人間関係から目には見えない本物の技や術を見極め、真実の正しい道を進んでいく。この基本の考えがあるからこそ、新技術に積極的に取り組めるのだろう。いろいろな人々と交流をしながら、これからも安達新産業は、新しい技術に取り組み、今以上に、躍進していくことだろう。

■ 会社概要
【会社名】安達新産業株式会社
【設立】1964年8月
【所在地】

〒550-0012

大阪市西区立売堀1丁目14番20号アニックスビル10F

【連絡先】06-6536-2051
■ 詳しい情報はホームページにてご覧いただけます。



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2011年06月17日

Vitamin Bar ALBADA(ビタミンバー アルバーダ) オーナー 鈴木 直之さん

Vitamin Bar ALBADA(ビタミンバー アルバーダ) オーナー 鈴木直之さん

Vitamin Bar ALBADA
大阪は梅田に、一見するとお洒落な創作和食店のようなバーがある。店内に入ると障子や竹を使い、柔らかい照明で照らされた「和」の雰囲気とバーの「スタイリッシュさ」が見事に調和した落ち着いた空間。席に座るとカウンター前方には映像やインターネットを楽しめる巨大スクリーン。そのお店の名前はビタミンバー アルバーダ。野菜と果物を使ったヘルシーなカクテルが味わえることで、評判の高いお店だ。カクテル以外にも、滋賀県の契約農家から取り寄せた野菜を使った「季節野菜のバーニャカウダ」など、旬の野菜を使った料理も楽しめる。

創業は2006年。オーナーの鈴木氏は元々、スポーツクラブのインストラクターを経て、ベンチャー企業のIT部門の立ち上げに関わるなど少し変わった経歴を持つ。20歳の時にバーで働いていたこともあり、新しい人と触れ合う仕事に魅力を感じ始め、バーの経営に踏み切ったそうだ。そもそもなぜ野菜を取り入れたのか。「ただ普通にどこにでもあるバーをやっていても他店と差別化できないですし、他にはないアイデアとして、どちらかと言うと不健康の象徴でもあるバーのイメージを変えるため、健康をテーマに野菜でカクテルができないかと考え、この店をスタートさせました。」とキッカケについて鈴木氏は話してくれた。新規参入が難しい飲食業界にあえてチャレンジしていく思いはそこにあった。

Vitamin Bar ALBADA
他店のバーとの違いはそれだけではない。お客様自身で好きな野菜や果物とお酒、リキュールを選んで作るオリジナルカクテルなど、珍しいサービスで他店との違いを出している。「お客様同志やスタッフと笑いながら考えたりと、楽しみながら選んでいただいています。オーダーされる組み合わせの中によっては、明らかにオススメできないのもありますが…味はお客様の自己責任でと言いつつ、あえて出していますよ。(笑)」と鈴木氏。身構えなくていい、初めての方でも気軽に楽しめるおもしろいサービスだ。また、カクテルを注文すると野菜に関する効能や栄養要素をまとめたVegeflu Cardがもらえる、ちょっとした気遣いもうれしい。注文されるオリジナルカクテルや野菜に詳しいお客様からの新しい素材提案が採用されるとメニューにも反映され、今や千種類以上にもなる豊富さ。

さらに一般的なバーではあまり真似できない新しい取り込みとして、親子で野菜を使ったカクテルや料理作りを体験できる店内イベント「親子deバー体験」を定期的に実施。「このイベントを機会にお子様が嫌いな野菜を食べてくれるようになってくれたり、シェーカーを振って楽しんでいるところを見ると、うれしくなりますね。だから、このイベントはこれからも続けていきたいです。」と同氏。野菜を使ったビタミンバーだからこそできる地域とのふれあいは、親子様からも好評のようだ。

そんな同氏の今後の夢は、「厳しい時代だからこそ、うちの店だけでなく近隣の店舗とも連携し、元気のない大阪の夜の街をもっと盛り上げていきたいですね。」と話す。実際に前職のIT系の知識を駆使してインターネット上で2号店(大阪市北区堂山町)の店内映像を中継したり、人のつながりも大切にしている。今後は提携した他店の店内中継や、情報発信ができるアプリ開発など、ITの技術を交えた新しいことも考えているとか。常にアイデアを活かした新しいことにチャレンジをするビタミンバー アルバーダ。まずは、健康と笑顔が提供されるこの店で、是非あなたも好きな野菜や果物をチョイスしたオリジナルカクテルをオーダーしてみてはいかがでしょう?

■ 会社概要
【会社名】Vitamin Bar ALBADA(ビタミンバー アルバーダ)
【設立】2006年7月
【所在地】

〒530-0056

大阪府大阪市北区兎我野町3-19 水野ビル101

【連絡先】06-6312-7880
■ 詳しい情報はホームページにてご覧いただけます。

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2011年06月13日

粘着技術を活かした生活用品で世界へ 柴田工業株式会社 代表取締役 柴田 昌一さん

粘着技術を活かした生活用品で世界へ 柴田工業株式会社 代表取締役 柴田 昌一さん

柴田工業株式会社
柴田工業株式会社は、粘着技術を用いた文具用品や粘着カーペットクリーナーなどの製造・販売を行っている会社だ。粘着フックや糊が付いた台紙に写真を貼り付けるフリーアルバムからスタートし、製本テープやラベルシールなど文具用品のOEM商品の製造も行っている。

そんな柴田工業が、OEMとは違い、独自性の強いオリジナル商品を売り出していきたいと考え、粘着カーペットクリーナーをメインとした自社ブランド「コロりん」を立ち上げた。2年前からはちぎりやすく、元から切れているシートをロール状にした「めくりんポイ」の販売もスタートさせた。

柴田工業株式会社
ロール状のシートで転がすだけで掃除ができる粘着カーペットクリーナーが注目された当時、販売している企業は40社近くあり、そのうち約半分は柴田工業がOEM供給をしていたそうだ。「ロール状のシートは、まっすぐ切れずいびつな切れ方になってしまう。髪の毛がつくと、シートが余分に切れてしまうなどメーカーやお客様の声を聞いていましたが、機械化や商品化が難しくなかなかそういった声に答えることができませんでした。」と代表取締役の柴田氏が語る。10年前には、段々と斜めに切れたタイプの販売もしたが、粘着カーペットクリーナーは消耗品だから安いもので良いという人も多く、価格競争で苦戦。そんな中、付加価値を高めた「めくりんポイ」の販売をスタートさせた。
この商品は、ブルーの紙で補強していびつな切れを防いだ一巻き分をロール状にしている為、めくりやすくひっついた髪の毛で余分に切れない。そして、他の粘着カーペットクリーナーは中国製だが、「めくりんポイ」は日本製にこだわった。「中国製というと、バイヤーさんから安くできるというイメージを持たれてしまいます。中国製も良いのですが、安心感がある日本製であるということをアピールしています。しかし、パッケージに入れると切れていることが分からないですし、価格が高めなので苦戦しています。」と同氏は話すが、大手インテリアショップとコラボ商品として展開することも決まっている。

中国製のものとなにかと対峙することが多いが、柴田工業は中国にも自社工場を構えている。それを活かし、今後は日本だけではなくアジア、欧州への生活様式に合わせた粘着技術を使った生活用品での商品展開を行っていく予定だ。また、エコへの関心が高まっている社会の流れにあわせて、シールを付せん状にして余分なゴミを出さないなどといったエコな文具用品作りを始めた。「パソコンとの共存や中国製との価格競争などがあって大変ですが、メーカーと検討しつつエコな商品を作っていきます」と意欲をみせる。粘着技術を活かした生活用品で世界を目指しつつ、エコな文具用品の開発と柴田工業の挑戦は続く。

■ 会社概要
【会社名】柴田工業株式会社
【設立】1982年11月
【所在地】

〒546-0013

大阪市東住吉区湯里5−5−3

【連絡先】06-6702-9591
■ 詳しい情報はホームページにてご覧いただけます。

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2011年06月03日

ダイジェット工業株式会社 営業部販促課 課長 井川貴夫さん

ダイジェット工業株式会社 営業部販促課 課長 井川貴夫さん

ダイジェット工業株式会社
ダイヤモンドに次ぐ硬さといわれる金属「超硬合金」を扱い、車や建機、船舶等の金型を作成する時に使う各種切削加工用工具や、鉄やプラスチック等を延ばしたり押し出したり、あるいはプレス成型によって所定の形にする塑性(そせい)加工で使う工具の開発・製造およびそれらの工具材料を販売しているのがダイジェット工業株式会社だ。「超硬合金」は一般的にあまり知られてない素材だが、文字通りとても硬い金属なので、磨耗しないように切削加工用工具の刃先に使ったり、プレス加工等の衝撃で割れないように塑性加工用工具自体として使用されている。

同社の強みは、超硬合金自体も製造できる点だ。原料となる主な素材は粉末状のタングステンとコバルトで、それを型に押し固めて焼き上げる。「一般的に合金というと炉で溶かして固めるイメージですが、超硬合金は焼き物のイメージで、焼き上がると体積が80%に縮小し、カチカチに固まります。焼き上がって超硬合金になると大変固くなりますので、できるだけ完成形状に近い形で焼き上げるのが、後の加工作業を軽減し、コストを下げることに繋がります」と営業部 販促課 課長の井川貴夫氏。

ダイジェット工業株式会社
超硬合金のプロであるダイジェット工業株式会社では、環境にも配慮した超硬工具も製造している。それが、オール超硬シャンクアーバ「頑固一徹シリーズ」だ。切削工具にはモジュラータイプという刃先部分とそれを支える柄の部分(シャンクアーバ)が分かれるタイプがあるが、「頑固一徹シリーズ」はその柄の部分が全て超硬合金で作られている。「従来の切削工具の場合、柄と、刃先のついた部分を繋ぐねじ切りの部分は加工が難しいため、ハイスピードスチールという超硬合金より柔らかく加工しやすい素材で製造することが多いのですが、柔らかいため、たわみやすく寿命が短くなり、切削の精度も落ちます。頑固一徹シリーズは全て超硬ですので、ハイスピードスチールのものより精度や寿命が格段に良くなっています。」そのことから超硬工具協会より「環境調和商品」の最高点の星3つの評価をもらっている。

硬く、強く、鉄などは簡単に切削できてしまう超硬合金だが、被削材はどんどん新しい素材がでてきている。例えば飛行機。飛行機の素材というとジェラルミンがいままで一般的だったが、最近製造されたボーイング787は、軽量化のためCFRP(炭素繊維)という新素材で製造されている。「このCFRPが大変固くて超硬合金の刃でも削ることができないのですが、超硬合金の土台にダイヤモンドの切れ刃を一体焼結することで、切削することができました。」世の中の流れが、燃費をよくするために軽量化に進み、加工しづらい新たな材料が増えているようだ。「そういった被削材にいち早く対応するために、新しいコーティング方法や超硬合金の素材の配合を変えるなど日々研究を重ね、技術を磨いています。もしかしたら超硬合金を超える素材もでてくるかもしれないですね。」素材から超硬合金を作っているからこその強みを活かし、ダイジェット工業株式会社はこれからもより硬くて強い、進化した工具を作り続ける。

■ 会社概要
【会社名】ダイジェット工業株式会社
【設立】1938年10月
【所在地】

〒547-0002

大阪市平野区加味東2丁目1-18

【連絡先】06-6794-0160
■ 詳しい情報はホームページにてご覧いただけます。

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2011年06月01日

有限会社 ファーストシーン 日夏昌彦さん

有限会社 ファーストシーン 日夏昌彦さん
有限会社ファーストシーンはブライダル関連グッズの企画販売、卸業を行っている企業である。ブライダルグッズの他に、簡単に具材を混ぜて焼くだけで作れる「お好み焼き」、水中カメラ「うみなかみるぞう君」といった3つの事業を主軸としたネット販売を行っている。中でも興味深い商品が水中カメラ「うみなかみるぞう君」だ。一風変わった商品名だが、商品名とは裏腹に今後、人命救助の第一線での活躍の可能性を秘めた製品である。

釣りをされる方であればよく「何で釣れないのだろう?本当に魚はいるのか?」という疑問がわいてくるのではないだろうか。そんな釣人の疑問を解決してくれるのが、この水中の様子を見ることができる釣竿型の水中カメラ「うみなかみるぞう君」である。振出竿にリール型のカラーモニターがセットされており、先端に水中カメラのついたケーブルが巻かれている。使い方は釣りと同じ要領で、水中カメラを沈めるだけという簡単に誰でも扱える商品である。


有限会社ファーストシーン


商品開発のきっかけは代表取締役の日夏氏の趣味である釣りが高じたものであるが、助成金制度を利用できたのも大きな要因となったようだ。商品開発は図面の設計から素材選びまで全ての工程を1人でこなしている日夏氏。水中で使うため耐久性はもちろん、誰にでも扱えるようなシンプルなボタン設計など、日夏氏の様々なアイデアが盛り込まれている。「思いついたら先ずは作ってみないと気がすまないんです。試行錯誤しながら作っているときが一番楽しいんです。」と日夏氏は語る。商品開発に携わる協力会社の方もそんな日夏氏の奮闘ぶりには驚きの様子である。

そんな「うみなかみるぞう君」だが、現在発売されているレジャー用からプロ用へとその用途を拡げようとしている。それが業務用水中カメラ「うみなかみるぞう君Pro.」と「みるぞうレスキュー180」である。以前から構想を立てていたものではあるが、3月11日の東日本大震災以降一層その思いが強まったと語る日夏氏。実際に震災後に東北地方からの同商品の購入者が増えているのも事実ある。

レジャー用「うみなかみるぞう君」は一方向しか見ることができないため視界が狭く、業務用途で使えるまでのものではなかった。「震災後の海は瓦礫などで危険が多くもぐることができない。そんな場所でダイバーの代わりに行方不明者捜索に使いたい。」また「建造物のひび割れの検査等、人の目が届かない場所でも使いたい。」といったレジャー以外でのニーズは強く、業務で使える商品の開発が必須となってきたのである。

全方向360度の観察が可能な「うみなかみるぞう君Pro.」、そしてコスト面での要望をかなえた180度観察が可能な「みるぞうレスキュー180」は、日夏氏のアイデアと発想力があればこそ開発ができたのではないだろうか。今後、様々な災害現場で活躍していくことを期待したい。

■ 会社概要
【会社名】有限会社 ファーストシーン
【設立】1994年10月
【所在地】

〒561-0801

大阪府豊中市曽根西町4-5-23

【連絡先】06-6846-3987
■ 詳しい情報はホームページにてご覧いただけます。

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