2011年12月20日

有限会社アイ・シー・アイデザイン研究所 代表取締役 飯田吉秋さん

人のために愛のあるデザイン 有限会社アイ・シー・アイデザイン研究所 代表取締役 飯田吉秋さん

有限会社アイ・シー・アイデザイン研究所
ペットボトルやコップにつけると倒れてもこぼれないのに、蓋をしたまま飲むことができる不思議なシリコンキャップKissシリーズを製造・販売している有限会社アイ・シー・アイデザイン研究所。デザイン事務所である同社が、製造・販売を行っているには訳がある。「今まで、自分が手がけてきたデザインやものづくり支援が正しかったかが、60歳を過ぎた頃から気になりだし、それを確認するために、自ら製品を企画し、開発から製造・販売まで手がけることにしました。」と代表取締役の飯田氏。

「父が脳梗塞で倒れ、手に震えや麻痺が残りました。すると、コップに入った水を飲もうとしても倒して飲めないから飲まなくなり、水分不足が原因で体調を崩しました。老いると、人は唾液が出にくくなり、乾きも感じにくくなるのでこまめに水分を取る必要があると医師に教えられました」。そこで、デザイナーとして何かできることはないかと考え、生まれたのがKissだ。その開発を支えたのは、デザイナーとしての経験だけではなく、素材選び、加工やCADに対する知識だ。飯田氏には、それら知識をまとめた著書があるほどだ。

販売を始める前に、国際福祉機器展に出展をすると予定していたサンプルが午前中になくなり、2009年1月10日、ネット販売を開始すると3日間で1800個を売り上げるほど大盛況だった。「こういう商品が欲しかった、という暖かい言葉やKissを作ることで実際に困っている人に目を向けることができました。」と飯田氏は語る。

有限会社アイ・シー・アイデザイン研究所
実は、1回目の挑戦は失敗したそうだ。そして、2回目が成功したKissシリーズ。そして、3回目に誕生したのが知育玩具のnocilisだ。夜、階下に迷惑だからとがちゃがちゃと音がなる積み木などで遊ぶことができない孫を見て、静かに遊べて場所も選ばず、口に入れても安全な玩具を考え開発した。くるっとひっくり返すと形が変わる不思議な玩具は、子どもの豊かな発想で蝶の形をおさえるといも虫になったりもする。触り心地も良く、ポケットに忍ばせてイライラすると触って心を落ち着かせる方もいるそうだ。このシリコンをつかった新感覚知育玩具のnocilisは国際的なデザイン賞なども受賞し、同社は10年で世界No.1を目指している。
「今後も企業のためにだけではなく、デザインの基本である人のために、人が笑顔になれるようなデザインや製品を作っていきたいですね」。

■ 会社概要
【会社名】有限会社アイ・シー・アイデザイン研究所
【設立】昭和60年7月
【所在地】

〒570-0021

大阪府守口市八雲東町2丁目82-21-705号

【連絡先】06-6909-5095
■ 詳しい情報はホームページにてご覧いただけます。



posted by ファイコム at 10:46| キジコネ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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